1から始める高校数学~テキストの選び方【実践編(文系)】

受験情報

チャート式などの全範囲を網羅した問題集を終えたあとはいよいよ実践演習に入ります。
いよいよここから本格的に受験数学がスタートします。
これから数学の勉強を始めようと思っている人はまず基礎編から読んでみてください。

理系の人はこちら → 1から始める高校数学~テキストの選び方【実践編(理系)】

入試基礎~MARCHレベル

文系の数学 重要事項完全習得編

文系の数学重要事項完全習得編は、チャート式などの網羅系問題集で基礎を習得したあと、入試レベルのスタートとして身につけてほしい内容がまとめられています。

重要事項完全習得編は単元ごとに問題がまとめてあり、チャート式などの網羅型の問題集で基礎を固めたあとの文系数学の入試の入門として入りやすい問題集で、基礎的な問題が解けるようになったあとに、入試問題でその知識が使えるようになるためのステップとして最適な教材です。
各問題の解答に加え、解説講義ポイントのまとめがあるのでそこまで読み込むことでより理解を深めることが出来ます。
この解説講義はポイントがわかりやすくまとまっているため、この先の入試演習に入ったあとに復習として解き直すことで、定着度チェックにも使えます。

文系の数学 実戦力向上編

実戦力向上編ではテーマごとに問題が収録されています。

重要事項完全習得編で単元ごとに習得した入試の基礎知識を実際の入試で使えるようになるための演習教材です。
解説もより実践的なものになっており、入試で使えるテクニックが解説の中に散りばめられています。
時間をかければ解けるけれど、試験だと時間が足りないという人はこの問題集の解答解説をよく読んで受験数学の典型解法を理解して覚えていきましょう。

この2冊が終わればMARCHレベルの大学の過去問演習に進むことが出来ます。

東大、早慶などの難関大学レベル

難関大学を目指す人は文系の数学の2冊を終えたあと、毎年出る!センバツシリーズ(標準/上位レベル)or文系プラチカで難関大頻出の問題演習に進みます。

毎年出る!センバツ 40題 文系標準レベル / 35題文系上位レベル

これまでのテキストのように例題の下に解答がある形式ではなく、問題と解答が分かれた構成になっています。
標準編と上位編の2冊構成で、難関大に頻出な問題がテーマごとにまとめられています。
また、このレベルの参考書の中では珍しく解説が非常に丁寧になっているのが特徴です。
そのため、自分で解き進めやすくなっています。
問題の上にタイトルとしてテーマが載っているため、初見で実力を試したい時や復習でもう一度演習として解き直す時にはタイトルを隠して演習するといった一工夫で更に上手く使いこなせるでしょう。

文系の良問プラチカ 数学ⅠAⅡBC

数学が得意でシンプルな問題集が好きな人には文系プラチカもオススメです。

文系数学なのでもちろん数学Ⅲは含まれていませんが、ⅠAⅡBCの演習であれば理系のプラチカより難しく、理系の難関大志望者にもオススメしている参考書です。
センバツシリーズと比較したプラチカの大きな特徴として、シンプルな問題集であるという点とセンバツ2冊分が1冊にまとまっている点が挙げられます。
ここまでに紹介した問題集にあるようなポイントの解説は必要最小限に抑えられていて、またその紙面はすべてモノクロです。
慣れるまでは大変に思うこともあると思いますが、解答の中から読み解いていく力は確実に数学の自力を高めてくれます。ここまで進めている人であれば十分読み解けるものではあるので、プラチカを使用して進めていく際には解答を隅まで読み切りましょう。

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